【デイトレに最適】FXの移動平均線のおすすめの設定値とは?すぐにMT4に設定しよう

移動平均線の設定

こんにちは!こじろうです。

移動平均線について知りたい人

「移動平均線を表示させたいんだけどおすすめの設定値を知りたいな。できれば種類の違いやエントリー方法についても教えてほしい」

こんな疑問を解決します。

移動平均線は現在のレートを含んだ平均値を視覚的に判断しやすくするインジケーターです。ほとんどのトレーダーが移動平均線を表示させていると思います。

この記事では移動平均線の種類や設定値、さらにはエントリー方法まで詳しく解説しています。

移動平均線の設定値は良く使われている設定値で設定すれば良いわけではありません。移動平均線をなんとなく表示させている方は目から鱗の内容だと思います

適当に期間を決めているトレーダーにはおすすめの内容になっています。

記事の内容

3種類の移動平均線

主に使われている移動平均線の種類は3種類あります。

  • 単純移動平均線(SMA)
  • 加重移動平均線(WMA)
  • 指数平滑移動平均線(EMA)

単純移動平均線(SMAまたはMA)

単純移動平均線はSMAやMAと呼ばれます。一般的に移動平均線とはこのSMAを指します。SMAはSimple Moving Averageの略でその名の通り、シンプルで分かりやすい計算方法からなっています。

SMAの計算方法

nに表示したいSMAの期間を入れ算出します。

計算式

(直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・(nー1)本前の終値)÷n

20期間のSMAであれば

計算式

直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・19本前の終値)÷20

SMAの特徴

一番シンプルに平均値を表した移動平均線です。期間の平均の為、急なレート変動があると反応が遅れる傾向にあります。

加重移動平均線(WMA)

加重移動平均線とはWMAと呼ばれます。WMAはWeighted Moving Averageの略でSMAは直近の終値もn期間のn日前の終値も平等に扱うのに対してWMAはよりその名の通り直近の終値に重点をおいて計算されます。

WMAの計算方法

nに表示したいWMAの期間を入れ算出します。

計算式

(直近の終値×n)+{前日の終値×(n-1)}+{前々日の終値×(n-2)}+
・・・+{(n-2)日前の終値×2}+(n-1)日前の終値]÷{(n+(n-1)+(n-2)+・・・+2+1)}

20期間を当てはめると

計算式

(直近の終値×20)+(前日の終値×19)+(前々日の終値×18)+(3日前の終値×17)
・・・+(18日前の終値×2)+(19日前の終値)÷(20+19+18+・・・+2+1)

WMAの特徴

直近の終値に比重がある為、SMAと比べて値動きに素早く反応する性質があります。ただ直近の終値を重視している事から平均値という内容からは少し外れてしまいます。

指数平滑移動平均線(EMA)

指数平滑移動平均線とはEMAと呼ばれます。EMAはExponential Moving Averageの略で、SMAと違い直近の終値に比重を置いて算出するのでWMAと同類の移動平均線と言えます。

EMAの計算方法

nに表示したいEMAの期間を入れ算出します

計算式

(直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・(nー1)本前の終値)÷n

2日目以降は

計算式

前日EMA+平滑化定数α×(当日終値-前日EMA) ※平滑化定数α=2÷(n+1)

EMAの特徴

計算に関してはかなり複雑になりますが、特徴はWMAと同様に直近の終値に比重が置かれている事から市場の変化を早く示すことができます。WMAと同様に直近に比重がある為平均値という内容からは少し外れてしまいます。

移動平均線の設定値

一般的な移動平均線の設定値は下記のとおりです。

スキャルピング
  • 短期:5・10
  • 中期:15・20
デイトレード
  • 短期:10~20
  • 中期:50~70
  • 長期:100~120
スイングトレード
  • 短期:10~20
  • 中期:50~75
  • 長期:100~200

移動平均線の期間の意味

移動平均線の短期・中期・長期の3本を表示させる理由は単純に設定した期間のトレンドはどちらの方向かを表しています。

  • 青:短期移動平均線
  • 赤:中期移動平均線
  • 黄:長期移動平均線

図で説明すると短期・中期・長期的に上・下どちらに優位性があるかが分かります。

一番始めの短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けた後は、最後の短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けるポイントまでレートはずっと下です。しかも印のあるすべてのポイントで中期移動平均線がレートを抑えるように反転しています。

反対に短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けた後はずっと中期移動平均線の上にレートはあります。

この様に移動平均線を利用することで今は売りのエリアなのか買いのエリアなのか一目で分かるメリットがあるのです。

めちゃくちゃ優秀じゃないですか!これだけで勝てそうですね。

そうですね。ただあくまでも優位性のある方向なので移動平均線だけでエントリーは少し危険です。

デイトレにおすすめの移動平均線の設定値

デイトレにおすすめの設定値ですが主にSMAを使い以下のように日足から5分足チャートに個別設定します。

日足

  • 短期:20
  • 中期:100
  • 長期:450~500

4時間足

  • 短期:20
  • 中期:120
  • 長期:600

1時間足

  • 短期:20
  • 中期:80
  • 長期:480

15分

  • 短期:20
  • 中期:80
  • 長期:320

5分

  • 短期:20
  • 中期:60
  • 長期:240

何故このような設定値なのか?

理由を解説します。まず短期は20SMAを基本としています。その上中期はというと1つ上の時間軸の20SMAを表示しており、さらに長期はその上の時間軸の20SMAを表示させています。

例をだして1時間足の設定値で解説すると

  • 短期:20 ・・・過去20期間の平均レート
  • 中期:80 ・・・4時間の20SMA=1時間足の4倍×20SMA=80
  • 長期:480・・・日足の20SMA=4時間足の6倍×80SMA=480

となります。分からない方にもう一例で15分足の設定値では

  • 短期:20 ・・・過去20期間の平均レート
  • 中期:80 ・・・1時間足の20SMA=15分足の4倍=80
  • 長期:320・・・4時間足の20SMA=1時間足の4倍=320

このように表示すると

4時間足でのチャート表示で日足の方向さらには週足の方向性がつかめる為、一つのチャートでマルチタイムフレーム分析を行うことができます

さらに四角で囲ったポイントを1時間足で見てみると

1時間足で表示している4時間の20SMAと日足の20SMAが同じ方向で表示されています。また1時間足の20SMAが4時間SMAを上抜けたポイントから4HSMAに受けられるように上昇トレンドが続いているのが判断できます。

簡単にエントリーするとすれば1時間が4時間を上抜けたポイントからポジションを持っておけばかなりの利益を残せる形になります。上のチャートでいえば1,000pipsは含み益です。

ひぇー!!すごい利益じゃないですか!

とはいえ、いつもこうなる訳じゃないので必ず損切ラインは設けておくようにしていください。

移動平均線を使ったエントリー方法

移動平均線を使ったエントリー方法には以下のパターンがあります。

エントリーパターン3選

  • ゴールデンクロス
  • デッドクロス
  • グランビルの法則

ゴールデンクロス

ゴールデンクロス=上昇トレンドです。短期移動平均線が中・長期移動平均線を下から上に突き抜ける事を言います。特に上のチャートの様にすべて同じ方向を向いている事をパーフェクトオーダーといいます。トレンドが非常に強い状態に表れます。

デッドクロス

ゴールデンクロスとは逆で下降トレンドに表れます。短期移動平均線が中・長期移動平均線を上から下に突き抜ける事を言います。パーフェクトオーダーの概念は同じです。

グランビルの法則

黒の線が実際のチャートだとする時の移動平均線の位置でエントリーする方法です。

グランビルの法則とは

チャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した買い4通り・売り4通りの8つの法則の事を言います。

実際のエントリーポイントは

  • ①移動平均線が上向きでレートが下から上に突き抜けたポイント
  • ②移動平均線が上向きでレートが一旦下抜け再度上抜けたポイント
  • ③移動平均線が上向きでレートは下げるが下抜ける事なく上昇するポイント
  • ④レートが移動平均線を下に大きく乖離したポイント
  • ⑤移動平均線が下向きでレートが上から下に突き抜けたポイント
  • ⑥移動平均線が下向きでレートが一旦上抜け再度下抜けたポイント
  • ⑦移動平均線が下向きのでレートは上げるが上抜ける事なく下降するポイント
  • ⑧レートが移動平均線を上に大きく乖離したポイント

注意点としてトレンドフォローを徹底するのであれば④と⑧は逆張り的なエントリーになるのでおすすめはしません。

まとめ:移動平均線でマルチタイムフレーム分析をしよう

移動平均線については本記事でも解説した様に、決められた期間を表示させるトレーダーもたくさんいます。

「200MAにタッチしたから売りだ」「100MAに近づいてきたから反転する」などの使い方をしているトレーダーもいます。

しかしあくまでもその期間を設定しているトレーダーが多いから反応するにしかすぎずそこに明確な根拠はなにもありません。

移動平均線はあくまでも「平均値」としてとらえ他の水平線やプライスアクションと一緒にトレードすることをおすすめします。

1つの根拠より2つの根拠。根拠が多い方が優位性が高くなります。

詳細内容は以下の記事で解説しています。
水平線を極めるとFXは簡単?水平線の引き方とトレード方法を解説
FXのプライスアクションまとめ17選 | フォーメーション分析を極めよう

ここまで読んでいただきありがとうございました。明日からのトレードに役立ててくれれば幸いです。

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